コープランド-ギャレット-緑の植物画 - 英国アンティークス
コープランド・ギャレット『緑の植物画』
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コープランド・ギャレット『緑の植物画』

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ご売約済
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【作品の詳細】 

こちらはコープランド・ギャレット社の『緑の植物画』でございます。フェルスパー品としてご紹介申し上げます。 

フェルスパー磁器とは1700年代初頭にマイセンでヨーロッパで初めて陶磁器のコ代替品として製造された磁器となりますす。フェルスパー磁器は白色ですが、少し灰色がかった青みを帯びた色をしており、体のガラス相の割合が高いため、わずかに半透明です。長石磁器は約1300 - 1400℃の非常に高温で焼成され、そして非常に耐久性があります。

実際はほとんどすべての磁器製法には長石が含まれています。汎用磁器製法は、シリカ、粘土、長石または霞石閃長岩です。基本的な一般的な製法はそれぞれ25%ずつカオリン、ボールクレイ、長石、シリカからなっています。

こちらのカップ&ソーサーも伝統的な英国ボーンチャイナに代替するマテリアルとしてフェルスパーを使用した磁器で、英国ではスポードが1820年頃に開発したものとして理解されております。ガラス的な透明性と白さを兼ね備えた堅牢な素地が特徴です。事実、スポードは1821年に「フェルスパー・ポーセリン」をシリーズ或はニューレンジとしてマーケットに送り込みました。 

しかしどうしたことでしょう、期待されたほどは人気が出無かったようです。と申しますのは、お客様によっては、どこかガラス的すぎるのです。伝統的な英国のボーンチャイナの温かさが少ないということでしょうか。勝手なものですよね、透き通るような中国製の白磁にあこがれていたのに、それよりも硬くて白い質の良いマテリアルが出現した時点で「いや、まて、少し濁りというか、粘土というか、アーシー(地球的)なほうがいい」ということなのでしょう。 


いえいえ、何も勝手ではございませんよね、そうしたバランス、均衡点的なものを求めているのが成熟した英国芸術の証拠の一つなのだと思います。この点は英国で銀製品に表面塗装(ロジウム・メッキ加工)をしない事実とも共通するものがあると思います。 

こちらは1833年からスポードを引き継いだコープランド&ギャレットによるフェルスパー・ポーセリン(マークの写真をご覧ください)作品群の一つです。上記の通り温かみを追求するよりは「凛とした冷ややかさ」を追求した作品です。緑の植物で統一したところも作品のシャープさを助長しています。凡そ180年前(1833-47年 )の非常にレアな作品です。ポーセリンの歴史を感じさせる作品の一つです。どうぞ、コレクションの一つに加えてみてください。 

【コンディション】 

時々誤解があるのですが、フェルスパー・ポーセリンといえど、180年もたっておりますと貫入の広がっている作品が多いのです。幸いこちらの作品は貫入の無い非常に優れたものです。同デザインで(研究用に)貫入の入っているものも手元にございますので、御入用の方はご連絡くださいませ(お安くお譲りいたします)。極めて美しい状態の作品です。 

【サイズ】 

カップ  口径  約9cm / 11cm(ハンドルを含む)
     高さ  約5.5cm
ソーサー 直径  約15cm

当店取り扱いのお品は原則として未使用品ですが、全くの新品ではございません。飾ってあった年月などにより、若干経年を感じさせるお品もございます。以上、ご了承の上、お買い求めいただきたく思います。記載がない限り1点のみの価格表示となっております。ご注文に際しましては、写真をベースとして価値・クオリティーをご判断ください。気になる点がございます場合には、ご購入前に、こちらから ご確認くださいませ。

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