リッジウェイのリボン - 英国アンティークス
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リッジウェイ・ゴールドリボン

価格
ご売約済
セール価格
¥78,000

【作品の詳細】 

昨日に続きまして、リッジウェイの成熟した時期の作品から「ゴールドリボン」のご紹介でございます。

アンティークカップ屋を営んでおりますと、もちろん色々な種類のカップを取り扱うことになるのですが、年がたち、忙しくなり、疲れたり、本筋に立ち戻ろうとするときはやはり「白磁」を見るようになります。この点は和田泰志先生もご著書で触れられていますね。 

白磁。多くの方にとっては文字通り「白い」「磁器」でございますが、私どもにとっては単なる「白い」「磁器」ではございません。歴史の中のそれです。1700年代に中国や日本では作ることのできた透明な白器が欧州では王族・貴族や富豪の羨望の的となり、中国へ高速船まで走らせて輸入したり、国王の命令の下に同じような白器の開発が秘密裏に進められ、或は輸入額が巨額になったがために対価として金(ゴールド)を使ったがために国の財政を逼迫させ、それでも支払いきれなかったのでアヘン(オピウム)を送りつけて、アヘン戦争の原因とまでなった、その白い器です。‥‥ちょっと信じられないですね。 

英国では欧州大陸とは異なり一部の窯元を除き皇族の庇護を受けませんでした。(時代によりますが)数百とも数戦とも言われる窯元が生まれ、非常に厳しい競争下で技術革新が行われました。化学的な側面と、芸術的な側面と、ビジネス的な側面と、政治的な側面と、此処では詳しくはご紹介できませんが、とても興味深い歴史を生みました。リッジウェイは芸術的、政治的、ビジネス的な側面で英国窯業をリードした窯でした。 

その窯の成熟期の落ち着きがあり、かつ可愛らしいリボンをほどこした「白器と金彩」でございます。 

そのリッジウェイの「白」ですが、ここのところ傾倒いたしておりましたマイセンの「白」と比べようと思ったのですが、ちょっとあきらめました。色の違いがデリケートでネット上ではとても難しい作業です。マイセンの物に比べますと、堅牢さでは劣るように思いますが、英国の物は暖かいのですね、すこーしだけ乳白色が混ざって。どうぞ、お客様にお手に取ってお感じいただきたいと思います。 

リッジウェイは1850年代後半にブラウン・ウェストヘッド・ムーアーに経営譲渡してしまいますが、この作品はその数年前の成熟したころの物でございますね、パターンナンバーがそれを語ってくれます。同じパターンは見つかりませんでしたが、1850年代に典型的なパターンをそのパターンブックに見い出しましたので、写真でご覧ください。大人の美しさです。 

【コンディション】 

磁胎は重厚堅牢で、あと何年でも生き続けてくれそうです。ヒビ、カケ、貫入はございません。経年による金彩の擦れがございますが、ご覧の通り全体としては綺麗な状態です。 

【サイズ】 

カップの口径 約9cm / 11cm(ハンドルを含む)
    高さ 約 7・5cm
ソーサーの直径 約15cm

当店取り扱いのお品は原則として未使用品ですが、全くの新品ではございません。飾ってあった年月などにより、若干経年を感じさせるお品もございます。以上、ご了承の上、お買い求めいただきたく思います。記載がない限り1点のみの価格表示となっております。ご注文に際しましては、写真をベースとして価値・クオリティーをご判断ください。気になる点がございます場合には、ご購入前に、こちらから ご確認くださいませ。

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